キングダムハーツ』や『レイトン教授』も

本日4月29日にKONAMIから発売された、PSP用ソフト『メタルギアソリッドピースウォーカー(以下、MGS PW)』. 本作の発売を記念したイベント"METAL GEAR SOLID PEACE WALKER WORLD TOUR 2010"がスタートした. 『MGS PW』は、『メタルギア』シリーズを手がけてきた小島秀夫監督自らが脚本とゲームデザインを手掛け、『メタルギアソリッド4』のスタッフが開発している"メタルギアサーガ"の正統な続編. シリーズ初の協力プレイシステム"CO-OPS"を搭載し、仲間同士の"意識的な連携"が重要となるアクションゲームだ. また先日行われた完成披露発表会では、人気ACT『モンスターハンターポータブル 2nd G』や『アサシンクリード II』とのコラボレーションが明らかになり、話題となった. "METAL GEAR SOLID PEACE WALKER WORLD TOUR 2010"は、日本を皮切りに、アジア、アメリカ、ヨーロッパと世界各地で行われる発売記念イベント. 日本での発売日を迎えた本日4月29日には、東京・池袋と横浜、東京・葛西の3カ所で行われる. 今回は、最初に行われたLABI1池袋モバイルドリーム館での模様をお届けする. ステージに登場したのは、KONAMIの専務執行役員小島プロダクション監督・小島秀夫氏と、小島プロダクションアートディレクター・新川洋司さん. 印象的だったことを聞かれた新川さんは、本作はプレイ時間が長いため、バグチェックがきつかったことをあげた. 会場の笑いを誘ったのは、バグチェック班のミーティングでのワンシーン. ゲームがあまりにおもしろいため、スタッフが仕事でプレイしているのか、遊んでいるのかわからなくなってしまうことを恐れた班リーダーから、「おもしろいのはわかるが、ちゃんとチェックしてくれ! 」という指令が出たのだという. 朝10時の開店を、今か今かと待ち続けるファンの列. そんなファンの歓声と拍手に迎えられた2人からは、思わず笑顔がこぼれた. 「苦労したところは? 」という質問に対して小島監督は、「PSPのハード性能にも苦労したが、ボリュームに苦労した」と回答. 本作はストーリーが終わっても、ミッションがあり、さらに育成要素もあるため、とにかく長く楽しめるのが特徴. それゆえにボリュームが出て、想像以上に苦労したのだとか. ただ、予想以上におもしろいものに仕上がったようで、新川さんは「期待以上の出来です! 」と太鼓判を押した. 開発中の苦労話を語る小島監督(左)と新川さん(右). 小島監督は、通信プレイのチェックをするために、開発中のソフトを使って外で実験した時が一番緊張したことを明かし、集ったファンを笑わせた. そんな苦労と自信が詰まった『MGS PW』. 見どころについては「デモシーンを動かしているところ」と新川さんは語った. 本作のデモシーンは、見ているだけではなく、インタラクティブ性があるという. ゲーム性を高めた、おもしろいものに仕上がっているようだ. 小島監督の見どころは"マザーベース"だという. 本作で登場する的は、気絶させたり、ひん死の状態にしてアイテムを使うことで、基地であるマザーベースに送られ、仲間にできる. 送られた兵士の種類、人数によって、基地の内容・外観が変化していき、シミュレーションゲーム的な楽しみもできるのだとか. 「僕のような面倒くさがりでも、簡単にいろいろやれて、楽しめます! 」とその魅力をアピールした. 最初は何も考えずに集めていた兵士だが、ともに戦い育てていくうちに、愛着がわいていくと語っていた2人. 基地には300人までしか収容できないため、「解雇する時には心が痛む」と語っていた. さまざまな企業・グッズとのコラボレーションが行われる本作. 会場では集った人に、コラボグッズの紹介が行われた. ユニクロが展開するTシャツブランド"UT"とのコラボはすでに販売されており、集った人の中には着ているファンも見られた. なお、詳細なコラボ情報は、こちらの記事を参照のこと. Tシャツから始まり、清涼飲料水、アクセサリセット、サントラなどが紹介された. また、主題歌の『HEAVENS DIVIDE』とキャラクターソング『恋の抑止力』はカラオケでも楽しめるという. 駆けつけたファンの中から抽選で選ばれた4名には、ポスターにその場でサインをしてプレゼント. またイベントに参加した人全員にポスターとアタッチメントが送られた. 新川さんは「盛りだくさんな内容です. 生まれ変わった『メタルギアソリッド』. シリーズファンも新たに始める人も楽しめる内容なので. ぜひプレイしてほしいです」と、ファンに向けてメッセージを送った. 続いて小島監督は、「自信を持って届けられるおもしろさがあります. 見た目は『メタルギアソリッド』シリーズですが、やってみると違う手ごたえがあるかと. ぜひ周りの人を誘って楽しんでください」とコメントした. 6月19日のイギリス・ロンドンまで行われるワールドツアー. 香港あたりを指差した小島監督は「ここらへんでしんどくなると思います(苦笑)」と語っていた. UGG ブーツオーストラリアイベントの最後には、集ったファンと「セイピース! 」とコールした. トークショーが終わると、ソフトを求める列がレジ前に出来上がった. 開発スタッフが1年以上をかけて制作した『MGS PW』はいよいよ本日発売. 現地時間の6月15日に、任天堂が米国で行ったプレス向けカンファレンスにおいて発表されたニンテンドーDSの新型・ニンテンドー3DS(以下、3DS). この新携帯ゲーム機への参入を明らかにした国内メーカーの情報を掲載する. 3DSは、上画面に3.5インチの立体視に対応したモニターを、下画面にタッチスクリーンを採用した携帯用新ハード. 他にもグラフィックの向上や、モーションセンサーとジャイロセンサーの搭載、スライドパッド(アナログスティック)を搭載という特徴を持つ. 詳細はこちらの記事を参照のこと. 今回、スクウェア・エニックス、レベルファイブ、コーエーテクモゲームス、ハドソンが、3DS向けにゲームタイトルを開発していることを明らかにしたので、以下に掲載する. なお、発売日・価格はいずれのタイトルも未定. ●スクウェア・エニックススクウェア・エニックスより発表されたタイトルは、『KINGDOM HEARTS 3D(キングダムハーツスリーディー)(仮称)』と『チョコボレーシング 3D(仮称)』. この2タイトルについては、画像も到着しているので、それとあわせて下で紹介する. また、以上2タイトルの他、『ドラゴンクエスト』シリーズ、『ファイナルファンタジー』シリーズの対応もすでに決定しているという. 『KINGDOM HEARTS 3D(仮称)』は、人気シリーズ『キングダムハーツ』の新プロジェクトになるという. おなじみのキャラクターたちが、3Dとなってディズニーのワールドに登場する. 『チョコボレーシング 3D(仮称)』は、『ファイナルファンタジー』や『チョコボ』シリーズでおなじみのキャラクター"チョコボ"が活躍するレーシングゲーム. 3Dによるレースのスピード感や迫力を体験できる1作になるとのこと. ●レベルファイブレベルファイブから発売されるのは、ナゾトキAVGとして人気を博している『レイトン教授』シリーズの最新作『レイトン教授と奇跡の仮面』. 3DSで実現可能となった立体視を用いて、過去のシリーズ作品にはなかった、奥行きのある世界の中で冒険を楽しめるという. ナゾ監修はこれまで同様に多湖輝さんが、プロデュース・企画・シナリオは同社代表取締役社長の日野晃博氏が担当している. "ナゾトキ×3D"をテーマにしているという『レイトン教授と奇跡の仮面』. なお、画像は英語表記だが、日本語表記を制作中とのこと. ●コーエーテクモゲームスコーエーテクモゲームスが、発売を予定しているのは4タイトル. 『DEAD OR ALIVE 3D(仮称)』や『NINJA GAIDEN(仮称)』、『戦国無双 3D(仮称)』、『真・三國無双(仮称)』がリリースされるという. ●ハドソンハドソンが参入タイトルとして発表したのは、累計販売本数1,000万本以上の同社を代表するACT『ボンバーマン』シリーズ、累計販売本数が300万本を超えた『DECA SPORTA(デカスポルタ)』シリーズ、新感覚の球転がしアクションゲームの『コロリンパ』シリーズそれぞれの新作.