北朝鮮へ働きかけ「連携を」 首相、米中韓

野田佳彦首相は27日午前、ソウルで開かれている第2回核保安サミットの会場で、オバマ米大統領胡錦濤(フー・チンタオ)・中国国家主席李明博(イ・ミョンバク)・韓国大統領ら各国首脳と短時間懇談した. オバマ大統領に対し首相は、北朝鮮弾道ミサイル発射予告について「日米で連携して北朝鮮の自制を求めていかなければならない」と発言. 大統領は「そのとおりだ. 我々はこの問題にしっかり取り組んでいかなければならない」と応じた. 胡主席、李大統領との懇談でも、野田首相北朝鮮に自制を求めていく意向を表明. 胡主席は「地域の平和と安定は非常に重要であり、この問題に中国としても強い関心を有している」と語ったほか、李大統領も謝意を示した. 首相はロシアのメドベージェフ大統領やインドのシン首相とも懇談した. いずれも事前に予定されておらず、会合前に立ち話の形で実現した. 一方、首相はサミットの会合で、核物質輸送時の保安体制の強化策について、日本を中心にとりまとめることを提案した. すでに米国や英国、フランス、韓国が参加の意向を示しており、緊急事態を想定した演習を共同で実施することなどを検討する. 創刊79年の米国を代表する有力週刊誌、ニューズウィークが、ネット化される見込みであることが25日、わかった. 同誌は2010年、多額の負債を抱えてわずか1ドル(約78円)で売却されていたが、その後も赤字体質が続いていた. 米ブルームバーグ通信によると、経営権を握る米ネット系企業IAC社のバリー・ディラー会長が25日、「紙からオンラインへ移行されることになるだろう. すべての選択肢を検討し、9月にも計画を発表する」と四半期ごとの電話記者会見で述べた. ネット媒体への移行の時期や方法については、明らかになっていない. 同誌は、今年も2200万ドル(約17億2千万円)の損失を出すと予想されているという.