ハイアール、日本市場に攻勢 白物家電で新

中国と韓国の家電メーカーが、日本市場の攻略に本腰を入れ始めた. 中国の家電大手ハイアール(海爾集団)は15日、旧三洋電機の技術を使った商品群の新ブランド「AQUA(アクア)」を発表. 韓国・サムスン電子も日本でのテレビ販売の再開を検討しており、国内市場を独占してきた日本勢も安穏とはしていられない. この日、東京都内であったアクアの発表会で、ハイアールの創業者・張瑞敏会長は、日本攻略にかける思いを強調した. 「白物家電のトレンドをリードする日本を攻略し、伸びるアジア市場で勢力を拡大する」 ハイアールはすでに、世界165カ国で白物家電を販売する. グループの2011年の売上高は1509億元(約1兆8800億円)で、世界最大手の家電メーカーだ. だが、日本市場は国内メーカーが強く、02年の参入後もシェアは1%程度に過ぎない. 売上高も108億円にとどまり、苦戦していた. 30日の東京株式市場で、日経平均株価は値下がりしている. 日経平均の午前の終値は前日より15円81銭(0.16%)安い1万0098円98銭. 東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同1.12ポイント(0.13%)低い856.62. 出来高は8億6千万株. 午後1時時点の日経平均は同49円20銭安い1万0065円59銭、TOPIXは同3.78ポイント低い853.96. 前日の欧州株式市場が値下がりしたことを嫌気した. 為替相場では円安傾向が一服し、円高に傾いているため、輸出企業を中心に売り注文が集まっている. 第一三共ヘルスケアは、通信販売事業に参入し、第1弾として専用のスキンケア化粧品シリーズ「ダーマエナジー」を発売した. 洗顔料や化粧水など4製品で、2980~6800円(税込み). 肌を若々しく保つために重要な5種類のビタミンを配合. 製薬技術を生かして、肌への浸透性を高めたという. 電話(0120・13・2844)やウェブサイト(http://www.derma-energy.jp/)で購入できる.