楽天・オリ、延長でも譲らず 両先発の好投

9日のニューヨーク株式市場は、2月の米雇用統計が堅調だったことを受け、米景気の回復期待が高まり、大企業で構成するダウ工業株平均が上昇し、終値は前日より14.08ドル(0.11%)高い1万2922.02ドルで取引を終えた. ギリシャ国債の無秩序な債務不履行(デフォルト)が回避され、債務削減が前進したことも好感された. ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数は、前日より17.92ポイント(0.60%)高い2988.34で取引を終えた. ニューヨーク外国為替市場では、ドルを買って円を売る流れが強まった. 円相場は一時、1ドル=82円65銭まで下落し、昨年4月下旬以来約10カ月半ぶりの円安ドル高水準となった. 午後5時(日本時間10日午前7時)現在は、前日同時刻より94銭円安ドル高の1ドル=82円41~51銭. ユーロに対する円相場は同03銭円高ユーロ安となる1ユーロ=108円18~28銭. (ニューヨーク=畑中徹). 2日、楽天0―0オリックス) 延長11回引き分けの試合は、楽天・田中とオリックスの新人海田の両先発投手の好投が光った. 前回、日本ハム戦で延長10回を完封した田中は、同じ10回を無失点. 「早い回の失点はまずいと思って大事に投げたが、それで乗っていけた. やれることは最大限にやれている」. 2試合連続の無四球で、納得の115球だった. 一方、この日が25歳の誕生日だった海田は27試合目の登板でプロ初先発. 「テンポ良く投げられた. 守備にも助けられた」. 7回無失点の好投に笑顔も出た.