カローラにHVモデル、来秋にも トヨタ、

トヨタ自動車は、来年秋にも小型車「カローラ」のハイブリッド車(HV)を発売する方針を固めた. 力を入れるHVの品ぞろえに、「大衆車」の代名詞であるカローラを加えることで、トヨタは電気自動車(EV)などほかの環境対応車との普及争いで優位に立ちたい考えだ. カローラは国内新車販売で、2001年まで33年連続で1位. しかし、近年はHVや軽自動車に抜かれている. 今年5月に全面改良で初めて小型化して燃費も向上させたが、販売は予想よりも伸び悩んでいる. HVモデル追加で、てこ入れしたい狙いもありそうだ. トヨタは当初、今年5月の全面改良にあわせてカローラにHVモデルの導入を検討. しかし、昨年末に発売した小型HVのアクアが予想を上回る人気となり、HV基幹部品をカローラ向けにまわす余裕がなくなったことで、カローラHVの導入は見送られていた. トヨタは2020年ごろまでに全車種にHVモデルを導入する計画をすすめている. (奈良部健). 中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は2日、北京を訪れているドイツのメルケル首相との会談後、記者団に対し、欧州の財政危機の国を助ける安全網に「さらなる関与を検討している」と話し、追加出資の可能性に言及した. 金額など詳細は触れず、「いかに支援するかは研究中」と述べるにとどめた. 国内外の情勢を見極めたうえで、最終的に判断するとみられる. 中国中央テレビなどによると、会談では、メルケル首相は30日の欧州連合(EU)首脳会議で決まった財政規律を高める新協定の合意などを説明. 温首相は「欧州の努力を支持する」と評価. 中国が欧州の債務問題を「戦略的、全体的な見地から極めて重視する」姿勢を示した. さらに「国際通貨基金(IMF)と共同で効果的な対策をとりたい」とも述べ、IMF経由の支援にも触れた.