エル・グレコ展」10月から 国内最大規模

16~17世紀のスペイン美術黄金期の巨匠、エル・グレコの油彩50点以上を紹介する国内最大の回顧展「エル・グレコ展」(朝日新聞社など主催)の記者発表会が15日、東京都港区のスペイン大使館であった. 独特の人物表現と幻想的な色彩感覚による肖像画や宗教画が世界中から集結. 同展サポーターの女優、森口瑤子さんは「炎のように立ち上るマリア様が描かれた3メートル以上もある大作の『無原罪のお宿り』をぜひ見てみたい」と話した. 同展を監修する富山県立近代美術館の雪山行二館長による出品作の説明のほか、多くのエル・グレコの作品が残るスペインの古都トレドを紹介する映像も流された. 大阪・中之島国立国際美術館で10月16日~12月24日、東京・上野の東京都美術館で来年1月19日~4月7日に開催される. ロンドン五輪のマラソン代表を確実にした重友梨佐(天満屋)が30日、優勝した29日の大阪国際女子マラソンから一夜明けて改めて喜びを語った. 大阪城周辺で軽いジョギングをこなし、「筋肉痛でダメージを感じながらも、とても気持ちいい感じで走れました」と笑顔を見せた. 五輪を強く意識したのは、中1の時だったという. あこがれていた天満屋の山口衛里さん(現陸上部アドバイザー)が、シドニー五輪を7位で快走した姿がきっかけだった. 「合宿中にテレビでみんなで応援したのを覚えている. その時に私も、と思った」 天満屋勢としては4大会連続の五輪となり、身が引き締まった様子だ. 「タイムも順位も先輩たちより上を目指したい. 世界と戦うために、スピードの上げ下げなどをしっかり練習したい.