日本ファルコム30周年記念企画 Vol.

日本ファルコム30周年記念企画の第2回は、前回の日本ファルコムの歴史を追う座談会とは趣向を変えて、記念本の中身について紹介します. 『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』(11月8日発売)の制作スタッフが、自分たちが作った記念本を見ながら、その制作秘話や見どころをお届けします! 座談会参加メンバー ● そみん 記念本の主要制作メンバー. ほぼ全コーナーに携わった. 35歳男性. ● 編集Y 中学生時代からPCに触れてきたベテラン編集者. 記念本の制作にはかかわっていないが、オールドファン代表として座談会に参加. 43歳男性. ● おぬ 主に『イース』シリーズの記事を担当した記念本の制作メンバー. 30歳男性. 『英雄伝説』シリーズを区分するだけでもひと苦労 そみん 前回お届けした日本ファルコムの歴史を振り返る座談会の合間に、今回の記念本の内容紹介を兼ねた裏話についてお話しようと思います. 本の発売後に読んでもニヤリとできるような、小ネタを仕込めるように頑張りましょう. 編集Y オレは制作には関係してないから、1人の読者として話を聞かせてもらうよ. おぬ それで、何をテーマに話すんですか? そみん 本の概要については 特設ページ を見ていただくとして、今回はすごく大枠の部分について話をしようかと. まずはYさんに率直に聞きたいんですけど、この本を見てどう思いました? 編集Y 分厚くて重い(笑). おぬ たしかに、枕になりそうな感じですね(笑). そみん いろいろな形を考えたんですけど、やっぱり30年の歴史を全部詰め込もうとすると、いくらページがあっても足りなくって. 主要なタイトルだけで50本以上あって、シリーズ単位で考えても、『イース』『英雄伝説』『ドラゴンスレイヤー』『ザナドゥ』『風の伝説ザナドゥ』『ソーサリアン』『ロードモナーク』『ブランディッシュ』『ヴァンテージマスター』『ツヴァイ』と盛りだくさん. それに加えて、『ぽっぷるメイル』とか『ダイナソア』とか『ぐるみん』とか、シリーズではないタイトルもたくさんあるわけで. 編集Y 日本ファルコムのゲームをきちんとシリーズで分けようとすると、どうにもならないゲームもあるよな. 『ザナドゥ』や『ソーサリアン』も、元をたどれば『ドラゴンスレイヤー』シリーズだし. そみん そうですね. 本書での『ドラゴンスレイヤー』シリーズの区分は、『I』は『ドラゴンスレイヤー』、『II』は『ザナドゥ』、『III』は『ロマンシア』、『IV』は『ドラスレファミリー』、『V』は『ソーサリアン』、『VI』は『ドラゴンスレイヤー 英雄伝説I・II』、『VII』は『ロードモナーク』、『VIII』は『風の伝説I・II』としています. 編集Y 現時点では『風の伝説II』が『ドラゴンスレイヤー』シリーズの最終作なんだよね. タイトル画面に"The Last of Dragon Slayer"と表示されるし. おぬ 『ロードモナーク』が『ドラゴンスレイヤーVII』というのが意外な感じがしますね. 編集Y 『碧の軌跡』にまで至る『英雄伝説』シリーズとかが代表例だけど、『ドラゴンスレイヤー』シリーズから派生して、新たなシリーズになった作品も多いからな. そみん 『英雄伝説』シリーズの区分がまたややこしくて... . 本書では『英雄伝説I・II』を『イセルハーサ』シリーズ、『英雄伝説III~V』にあたる『白き魔女』『朱紅い雫』『海の檻歌』を『ガガーブトリロジー』シリーズ、『英雄伝説VI』にあたる『空の軌跡』シリーズの『FC』『2nd』『the 3rd』と『英雄伝説VII』にあたる『零の軌跡』シリーズの『零の軌跡』と『碧の軌跡』の5作品を総称して『軌跡』シリーズと分けています. 編集Y オレはわかるけど、古くからの『英雄伝説』シリーズのファン以外にとっては呪文だな(笑). そみん 確かに(笑). それに加えて『英雄伝説IV 朱紅い雫』がまたやっかいで、1996年にPC-9801用に発売されたオリジナル版と2000年にWindows用に発売されたリニューアル版とで、システムもストーリーも大きく違うんです. だから、この2本は明確に分ける必要があるため、本書ではオリジナル版を『朱紅い雫(旧)』、リニューアル版を『朱紅い雫(新)』と区別して記載しているんです. おぬ 頭がこんがらがってきました~. 編集Y 『朱紅い雫』は重要人物の生死さえ、オリジナル版とリニューアル版で違うからな. オリジナル版だと、主人公の妹のアイメルと感動の再会をした直後に、その妹が命を落としちゃうし. 一方、リニューアル版は最後まで死ぬことがないし. 別作品として区別するしかないだろうね. まあ、厳密に言い始めると『イース』のエンディングの演出とかも機種ごとに違うし、『ザナドゥ・シナリオII』の設定もリバイバル版の際に大きく変わったりと、細かな設定変更はいくらでもあるんだけどね. そみん ごめんなさい. さすがに機種ごとの違いをすべて拾うことはできませんでした. 脇役まで載せすぎてボリュームアップ! →(2ページ目へ). セガは、8月4日に発売するPSP用ソフト『J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう! 7 EURO PLUS(以下、サカつく7)』の新情報を公開した. 『サカつく7』は、同社が展開しているサッカークラブ経営SLGシリーズの最新作. 『7』では舞台がJリーグと欧州6大リーグになり、プレイヤーは"全権監督"としてクラブの運営をすることになる. Jリーグでは実在の38クラブとオリジナルクラブが、欧州ではイタリア、イングランド、オランダ、スペイン、ドイツ、フランスの116クラブが登場. 各クラブで采配を振るうことが可能だ. 今回明らかになったのは、サッカー評論家のセルジオ越後さん、スカパー! のJリーグハイライト番組『Jリーグアフターゲームショー』のアシスタントを務める日々野真理さんと寺田ちひろさんがゲーム内キャラクターとして登場するということ. セルジオさんはゲーム中でも辛口コメンテーターとして登場する. 全権監督として奮闘するプレイヤーのクラブ運営を、彼らしい言葉で評価してくれるようだ. 日々野さんと寺田さんは、最初はサッカー番組のキャスターやリポーターとして登場するが、特定の条件を満たすとクラブの秘書にすることが可能. キャスターやリポーター時代の経験を活用して、有能な秘書としてサポートしてくれる. セルジオ越後さんは、サッカー評論家や指導者として活躍中. 1978年から日本全国でサッカー教室を開催し、日本サッカーの普及と発展にも貢献. ブラジル・サンパウロ出身の日系2世. ゲーム内にもサッカー評論家として登場する. プレイヤークラブの動向を気にして、たびたびオフィスにやってきては辛口コメントを残していく. ゲームを進めていくと、セルジオさんの秘めた思いが明らかになることも!? スカパー! のJリーグ中継ではピッチリポーター、Jリーグハイライト番組『Jリーグアフターゲームショー』ではアシスタントを務めるフリーアナウンサー日々野真理さん. 三重県出身だ. 最初はサッカー専門チャンネルの有名キャスターとして登場する. 仕事柄サッカー選手たちとも親しく、有力な選手とのコネクションも持っているようだ. 特定の条件を満たすと、秘書にすることが可能になる. 寺田ちひろさんは、スカパー! で放送中の『Jリーグアフターゲームショー』のアシスタントを務めるキャスター. 日本テレビ『ZIP』やTBS『王様のブランチ』などにも出演中. 愛知県の出身. ゲーム中では、サッカー番組の新人リポーターとして登場. 最初はサッカーにあまり詳しくなかったが、勉強熱心なために、知識を次々と得ていく. 彼女も特定の条件を満たすことで秘書になる. ドラゴンスレイヤーの壮大な冒険が始まる!