asahi.com(朝日新聞社): 五輪

深瀬昌久さん(ふかせ・まさひさ=写真家、本名昌久〈よしひさ〉)が9日、脳出血で死去、78歳. 近親者らで密葬を営む. 北海道美深町生まれ. 1977年度伊奈信男賞を受賞. 代表作に「洋子」(78年)、「鴉(からす)」(86年)など. 92年、階段からの転落事故で頭を打ち、療養を続けていた. 新潟県佐渡島で生まれた放鳥トキのひな8羽について、佐渡市は23日、全国に公募していた愛称を発表した. 先月に生まれ、近く巣立つ見込みの3羽は「みらい」「ゆめ」「きぼう」. トキの着ぐるみを着た市職員が、8羽の愛称を盛り込んだ「出生届」を提出した. 全国から寄せられた6193通の応募から、甲斐元也市長らが絞り込んだ. ひなそれぞれの見分けがつかないので1羽ずつ特定して愛称をつけられず、3羽に三つの愛称を与えた. 3羽は順調に成長し、体重も1500グラム程度と成鳥に近い. 環境省は巣立ちの時期がかなり近いとみている. 今月5~11日に確認された3羽は「きずな」「ぎん」「きせき」、17日と19日に確認された2羽は「そら」「美羽(みう)」とした. 甲斐市長は「日本を元気にしてほしいという思いを込めて決めた. 自然界で力強く生きてもらいたい」と話した. 市は今後、トキの戸籍と住民票もつくる予定だ. 夏にロンドン五輪がある「オリンピックイヤー」が始まった1日、柔道とレスリングの有力選手が、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで合同練習をした. 女子は、柔道の選手がレスリングのトレーニングメニューに挑戦. 男子は、レスリングの選手が柔道の練習に参加し、寝技の稽古などに励んだ. 日本レスリング協会福田富昭会長と全日本柔道連盟上村春樹会長が親しいことから、お互いの選手らに刺激を与えようと企画した. レスリング女子55キロ級で五輪3連覇を目指す吉田沙保里(ALSOK)は、「相手を引っ張りながら投げる動きが多い柔道選手に比べて、自分たちは引く力が弱いということが自覚できた. 金メダルという同じ目標を持つ選手たちと練習ができ、幸せだった」. 柔道女子48キロ級で世界選手権2連覇中の浅見八瑠奈(コマツ)は、「吉田選手の動きに無駄がないことが勉強になった. 自分は辰年(たつどし)なので、いい一年にしたい」と話していた.