asahi.com(朝日新聞社): カレ

ミャンマー政府は12日、東部カイン(カレン)州の州都パアンで少数民族武装勢力カレン民族同盟(KNU)」と和平交渉を開き、停戦に初合意した. 少数民族の中で最大級で、最も長く1949年から独立闘争を続けてきたKNUとの停戦で、テインセイン政権が目指す「国民的和解」が大きく前進した. タイに拠点を置くメディア「ビルマ民主の声」によると、両者は恒久的和平に向けて話し合うための連絡事務所の開設、カイン州内での非武装での移動の自由などでも合意したという. KNUとテインセイン政権の和平交渉は今回が4回目. KNU側は政治、軍事各担当の幹部19人、政府側はテインセイン大統領の信頼があつく、各少数民族との交渉を担当するアウンミン鉄道相らが参加した. テインセイン政権は昨年3月の発足以降、少数民族の10勢力と和平交渉を続けている. これで6勢力が停戦協定に合意または署名したことになる. (バンコク=古田大輔). 全日本空輸系の格安航空会社(LCC)エアアジア・ジャパンが30日、8月に就航する国内3路線の運賃を発表し、国内LCC3社の運賃が出そろった. いずれも大手のほぼ半額以下で、安さを売りに利用者の獲得をめざす. ただ、安さゆえのリスクも顕在化しており、「格安」が日本の空に定着できるか、これからが正念場だ. ■遅れ・欠航のリスクも エアアジアの運賃は、成田―新千歳線が最安で4580円、成田―福岡線が同5180円、成田―那覇線が同6680円. 予約時期などによって運賃は大きく変わり、常に最安で乗れるわけではない.