被災地の宝、救い出す 文化財レスキュー、

東日本大震災原発事故で住民が避難生活を続ける福島県双葉町で、町内に取り残された文化財を救出する活動が続いている. 被災した文化財を救おうと、文化庁や地元自治体が全国からの応援を募って進めてきた「文化財レスキュー」活動の一環. 双葉町では東京電力福島第一原発事故の影響で作業が遅れ、一昨年夏に同所から約4キロの帰還困難区域にある町歴史民俗資料館からの救出を開始した. 館内の放射線量は高くないが、長時間の滞在を避けつつ、一つ一つをスクリーニングした上で丁寧に梱包(こんぽう)・搬出し、1月23日には同館からの最後の運び出しが行われた. 文化財は同県相馬市の旧相馬女子高に一時的に保管後、白河市の県文化財センターに移される予定だが、将来的な保管場所の確保や、損傷が心配される横穴遺跡の壁画の保護など課題も多い. 双葉町役場の吉野高光さん(53)は「とりあえずほっとしていますが、まだ個人や寺社所有の分のレスキューが残っています. 文化財はふるさとのアイデンティティー. 離ればなれになっている町民の心のよりどころになれば」と話す. verswamosri ナイキ エアジョーダン bookscrypthe (関田航).