墨鬼 SUMIONI』とピザ・カリフォル

電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする"Spot the 電撃文庫". 第50回となる今回は、『スクリューマン&フェアリーロリポップス』を執筆した物草純平先生のインタビューを掲載する. 皆村春樹先生が描く『スクリューマン&フェアリーロリポップス』の表紙イラスト. 本作は、強烈に危険で凶悪にキュートなお姫様(ロリポップ)が巻き起こす、異世界改革系ファンタジック・アクション. ある雨降りの日. 玖堂卓巳に突然の口づけを与えたのは、旧態依然とした異世界"妖精郷(ティル・ナ・ノーグ)"を改革する野望を抱く"翅族(アルフ)"の王女ロロ──ロロット・ニエンテ・アートレイアだった. 改革を目指す彼女は向かうところ敵だらけ. そして、彼女とのキスをきっかけに不思議な力を得た卓巳もまた、"保守派"に狙われることになり... . 物草先生には、本作のセールスポイントや小説を書くようになったキッカケなどを語っていただいた. また、 電撃文庫 新作紹介ページ では、本作の内容を少しだけ立ち読みできるようになっている. まだ読んでいない人はこちらもあわせてご覧あれ. ――この作品を書いたキッカケを教えてください. 妖精、というものに昔から興味がありました. 天使や悪魔だと風呂敷を広げ過ぎで、ちょっとお堅いイメージがあるけれど、民間伝承と関連深い妖精の逸話は、どこかユーモラスで突拍子もないものが多いんです. 人の生活に身近であるがゆえ、より残酷さが際立つ一面もありますし. 当初から考えていたヒロインともイメージばっちりだったので、これを期に妖精をテーマに据えた作品を1本書こうと決めました. ――作品の特徴やセールスポイントはどんな部分ですか? ヒロイン、ロロットの強烈なインパクト. そして"イット"と呼ばれる使い魔的な妖精を用いた、登場キャラたちの異能バトルですね. 特に後者は、主人公のイットを若干複雑にし、バトルにゲーム的な側面を取り入れてみました. 真っ向からぶつかるのではなく、知恵をしぼって相手の裏をかくっ! みたいな. ――作品を書くうえで悩んだところは? 主人公とヒロインの心情の機微をどうやって描くか、です. 何しろテーマの1つに2人の"初恋"を置いている作品なので、あまり踏み込み過ぎた書き方をすると野暮になってしまう. 誰もが1度は体験したことがある初めての恋、その甘酸っぱさやら、ある種の怖さやらを、どこまで明確に言葉にするか... 迷いました. また、イットを用いたバトル描写や舞台設定にも気を遣いました. 個人的に"アクションもののキモは、シチュエーション! "って考えてるところがあるので、エンターテイメント性にもこだわったつもりです. ――執筆にかかった期間はどれくらいですか? 2カ月半から3カ月です. いや、もっとかな? これでも自分的には早いほうです. ... すいません、遅筆で(汗). ――執筆中に起きた印象的な出来事はありますか? 特筆すべきことは何も. 電撃大賞に出す前は割とまったりと、編集さんにお電話をいただいて改稿作業に入ってからは死に物狂いでまったりと執筆していました. ――主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください. まず何よりヒロインのロロットありき、でした. カワイくてお騒がせで破天荒で、でもそれだけじゃなくて自分のなかに絶対に譲れないものも持っていて、だからときにひどく過激な面も見せる... そんな凶悪なお姫様が、ある日突然、僕のなかで暴れ出したんです. で、「なら、もしコイツをヒロインに据えて物語を書いた時、その相方になる男の子は一体どんな奴だろう? 」と、そう考えて出てきたのが、主人公の卓巳です. 爆誕したロロットが作者の僕でさえ手を焼くお転婆なので、卓巳は精神年齢の高い理性的なキャラになることが初めから決まっていました. ――本作で愛着のあるキャラクターは? みんな愛着がありますが、それだとズルイので敢えて主要キャラクター以外で答えてみます. まぁ、敵役のミューニシアさんですかね. 駄目な女の人がけっこう好きなんで. ――特にお気に入りのシーンはどこですか? 作中、卓巳とロロットが洋館のテラスで語らうシーンがあるのですが、そこで卓巳が好きになった女の子の予想もつかない一面を見せられ、いたく衝撃を受けます. 良くも悪くも意外性の塊であるロロットの個性が、よく出ている場面ではないかと思います. あくまで僕的には、ですが. 男の子はいつだって女の子に振り回される運命なのです. ――今後の予定について簡単に教えてください. 本作は妖精郷(ティル・ナ・ノーグ)という異世界が根幹に大きくかかわってくるのですが、現時点ではまだ"アヴァロン"という一国の概要が作中でわずかに語られているのみです. 掘り下げが必要なのはもちろんのこと、"異世界変革ファンタジー"と銘打ってあるからには、当然、アヴァロン以外の国の視点からも妖精郷の内情を解き明かしていかねばなりません. そのうえで人間世界との関係や政治的衝突も絡めて、徐々にワールドワイドな展開にできればいいな... と思っています. ――小説を書こうと思ったキッカケは? 純粋に本が好きだったからです. もっと突っ込めば、僕の親が無類の"本の虫"だったからです. なので、親の影響で小さなころから漫画やゲームよりも活字に慣れ親しんできました. そんな僕が、読むだけでなく「自分でも物語を書いてみたい! 」と考えたのは、とても自然な流れだったと思います. ――初の商業作品というところで、その感想は? 夢のようです. 実際「は~い、ドッキリで~す! 」という夢を何度も見ました(笑). ――今後、どういった作品を発表していきたいですか? 100人の読者に「そこそこおもしろいよね」と評していただけるより、50人の読者に「すごくおもしろい! 」と言っていただけるような作品が出せたらいいなぁと思います. ――座右の銘は? 石橋を叩いて壊す. そして鉄橋を掛ける. ――好きな妖精は? レプラコーンです. 靴職人の妖精なんですが、なぜか方っぽしか靴を作ってくれないんですよ、こいつ. ――妖精って本当にいるんですか? いますとも. 皆さんの心の中に. ――ゲームで熱中しているものがあれば教えてください. モンスターハンターのポータブル3ですね. いえ、もう熱中しているというほどではないのですが... ただ一番最後にやったゲームはこれです. 当時はすごくハマりました. ちなみに太刀使いで、オトモアイルーの名前は『アニキ』. 自分、不器用っスからニャ. ――それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします. いい台詞が思い浮かばなかったので、主演のロロットさんにコメントを貰ってきました. ではどうぞ. ロロット: 「ヒーホウ♪ にへへ、みんなぼくに会いたい? 会いたいのかな? じゃあ、今すぐ本屋さんにGOだ! 買ってくんなきゃイタズラしちゃうよ? 」 ... すいません、こんな子です. どうぞ末永く見守ってやってください. 本日12月22日18: 00に、Webラジオ『熱血! 必中! ボイス・スパログ魔装機神II篇』が番組特設ページでスタートした. この番組は、バンダイナムコゲームスが来年1月12日に発売するPSP用S・RPGスーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD(以下、魔装機神II)』の魅力を紹介するもの. 主役のマサキ・アンドーを演じる緑川光さん、プロデューサーの寺田貴信さん、音響監督・音響制作の原道太郎さんの3人がパーソナリティを務め、『魔装機神II』とシリーズの魅力を熱く、濃く語っていく内容だ. 第1回では、『魔装機神II』を制作することになったきっかけや経緯、『魔装機神II』への思い、キャスティングの裏話など、ここだけの制作秘話を聞くことができる. 番組はソフト発売後まで続き、開発スタッフや出演声優をゲストに迎えて今後も不定期配信される予定だ. 配信の行われている 番組特設ページ では、『魔装機神』シリーズの裏設定、その他シリーズに関する質問などを現在募集しているので、まずはアクセスしてラジオを聞き、メールを送ってみてはいかがだろうか. 電撃オンラインでは、第1回の収録にお邪魔し、番組や『魔装機神II』について寺田さんと緑川さんに話を聞いてきた. その模様をお伝えする. (以下、敬称略) ――『熱血! 必中! ボイス・スパログ魔装機神II篇』第1回の収録を終えた感想をお聞かせください. 緑川 : 台本を事前にいただいていなかったので、ここに来るまで番組がどうなるか本当にまったくわかりませんでした. でも寺田さんのことはよく知っているし、寺田さんについていこう――と思ったら、渡された台本の1ページ目から僕がめちゃめちゃしゃべっていてビビリました. あれだけセリフが書いてあると、普通は1日前には台本をいただけるんですけれども(笑). でも、やっぱり『魔装機神』は好きなタイトルなので、番組は楽しかったです. 最初こそ僕がいろいろしゃべっていましたけれども、寺田さんと原さんの話を途中からはファン的な立場で聞けたので、次回以降も楽しみにしています. 寺田 : 僕自身、他のWebラジオも出てたりやったりはしていますが、僕を含む開発スタッフがこういう番組をイチから作るのもおもしろいかなと思って『熱血! 必中! ボイス・スパログ魔装機神II篇』を立ち上げてみました. 今回は、番組構成から台本までやってみようかなと思ってやってみましたが、本当に大変でしたね. この番組を思い付いてから立ち上げるまでに時間がほとんどなかったので、台本も電車の中で書きましたし、何をどうしゃべるか組み立てるのも時間のない中でやりました. 緑川さんでなければ怒られていたと思います. というか、怒られているのかもしれませんが(笑). プロデューサー、音響スタッフ、主役という3人が自分たちで番組を作るのは、『スーパーロボット大戦(以下、スパロボ)』では初めてですので、中身の濃い時間になったのではないかなと思います. 風の魔装機神サイバスター. 公開されているだけでも機体に関する設定は詳細だが、まだまだ隠された設定があるようだ. ――今後も番組は続くそうですが、この先、やってみたいことなどはありますか? 寺田 : 番組名を『ボイス・スパログ』と言っていますので、ブログの "熱血! 必中! スパログ" に出ている方をお呼びするかもしれません. また、『魔装機神』という作品は設定に謎が多いので、リスナーの皆さんから質問をいただければ、開発元であるウィンキーソフトさんに答えを聞いてみるということもしたいです. 例えば、"サイバスター"や"マサキ・アンドー"という名前の由来など、世の中の方は詳しくご存じないと思いますので、そういったことを明らかにしていければと思います. もしかしたら、番組内で僕や緑川さんが知らない『魔装機神』の秘密が明らかになるかもしれませんので、楽しみにしていてください. 緑川 : 今日の収録でも、「へぇ~、そうなんだ」と思わずうなずくおもしろい話がたくさん聞けました. なので、これから明かされていく『魔装機神』の秘密を、僕もリスナーの皆さんと一緒に「おぉ! 」と驚きながら聞いていきたいですね. 寺田 : これまで『スパロボ』は何本も出ていますが、その中でもごく少数の作品に特化して番組を作るのは初めてです. 第1回目は『魔装機神』をよくご存じない方にも楽しんでいただけるよう気をつけたつもりですが、一部はディープな内容になってしまったかも. 配信開始から発売までの期間が短いので、お便りがどのくらい来るのか不安な部分もありますけど、気軽に聞いていただいて、気軽にお便りをくださるとうれしいです. ――発売日が近いのでゲームは完成していると思いますが、今後の配信で、実際にプレイをしながらの放送などはありますか? 寺田 : そうですね. 反響次第ですけど、一応やりたいとは思っています. 緑川さんにもプレイしていただいて、その感想などを皆さんにお送りできればいいですね. 緑川さんは、お仕事の状況によりますけれど、たまに僕もビックリするくらい進めるのが早い時があるので(笑). 『魔装機神II』はどうなるかわかりませんけれど、「緑川さんが、どんな風にサイバスターを使っているか? 」などぜひ聞きたいですね. あと、緑川さんが機体を改造する時に、どのステータスから改造していくかも知りたいです. レブロンナイキ SB ジェームス 最終的にフル改造されるのはわかっているんですけど(笑). ちなみにゲームは、『魔装機神II』単体の通常版の他に、『I』をPSP仕様にリメイクした作品をセットにした限定版も発売される. ――緑川さんは、どんなプレイをする予定かイメージはありますか? 緑川 : たぶん、皆さんも想像つくと思いますけど、偏ったプレイになるでしょうね(笑). 寺田 : でも、主役が主役を使うのは当然だと思いますが(笑). 緑川 : けれどサイバスターって強いじゃないですか. だから素直にサイバスターを強くするのはおもしろくないから、俺はグランヴェールしか育てない、というプレイの仕方でも何とかなりますか? 寺田 : う~ん、サイバスターはゲームを進めると必然的に強くなっていきますね. ただ、風や炎、水、大地など、精霊同士の組み合わせなどもあるので、風の魔装機神だけだとちょっと不利な時も出てきます. だから、他の精霊の魔装機・魔装機神も使っていく必要がありますね. ... というか、仲間を使ってあげてください(笑). 今回はアンティラス隊という部隊でみんなで一緒に行動していくので、いろいろな機体を試してほしいですね. ――機体の戦闘アニメーションも相当凝った作りになっているようですが、お気に入りの戦闘シーンなどはありますか? 寺田 : サイバスターですかね. やはり、主役メカなので. それと今回、キービジュアルにも出ている魔装機帝ゼルヴォイドが、サイバスターと同じような技を持っているので、その対比はおもしろいですね. それと、好きかどうかというよりは、全体的にびっくりする技が多いです. 他の機体の戦闘シーンも見ていただけるとうれしいですね. 見た目にも、サイバスターとの因縁があることは明らかなゼルヴォイド. 武器も似ているという. ――緑川さんは、セリフを収録していて気になった技はありますか? 緑川 : まったく新しい技はビジュアル見ないとピンと来ないんですけれど、これまでもあった技については、おなじみの技名を言いつつ、付加的なセリフも言っている技は、どのようにバージョンアップしているのか気になりますね. 武器だけでも、本当にセリフをたくさん収録しましたよね? 寺田 : そうですね. ランクアップする武器だけでなく、新たに加えられたものもあるので. それと戦闘が始まると、まず機体同士が対峙するシーンになるのですが、そこでキャラクター同士の因縁めいたことをいろいろしゃべるんですよ. マサキの場合は、その対峙シーンでのセリフを言う相手がすごく多いんです. しかも、相手と出会ったころ、仲が悪くなったころ、最後に決定的に悪くなったころ、と人間関係の変化に合わせて別々にセリフを録っているんで、僕らでも「これは誰と、いつごろ戦う時のセリフだっけ? 」と迷うことがあったくらい、マサキの対峙シーンのセリフは膨大でした. 後は、けっこう難しい漢字が多いので、これなんて読むんでしたっけ? みたいな話もありましたね. 戦闘アニメを見ると、まず対峙シーンに入る. ここで、キャラクター同士の因縁がうかがえるようなセリフを聞くことができる. ――マサキとは長い付き合いになると思いますが、緑川さんの中でマサキに何か変化はありましたか? 緑川 : そうですね... マサキ自身は変わっていないですね. 僕自身の年が変わってきているだけで. 今もマサキのことは「かわいいなぁ」って思います. ああいうタイプのキャラクターは、演じないことはないんですけれど、機会が少ないので演じていてとても楽しいです. ただ僕のノドがついて来なくなってきているのが、もどかしいですね. 好きなキャラクターだから、本当はバーンと勢いに乗ってやりたいんですよ. 火の鳥を召喚して攻撃するおなじみの技"アカシックバスター". 画面のセリフを見ただけでも、かなり長く叫ぶことがわかる. でも叫ぶセリフが大量にあるのを、全部本気でやって一気に演じきったら、声がつぶれてしまうんですね. 叫ぶ回数も少なくて、TVアニメみたいに他のキャラクターも間にしゃべってくれれば、そこまでデリケートに気にしなくてもいいんですけれども. 皆さん、意外に思うかもしれないですけれど、声ってダメになる時は本当に早いんですよ. 叫ぶセリフだけを続けたら、10ワード行くか行かないかくらいで、簡単に声ってダメになることもあるので. 僕も若いころに、あのころは自信もあったんでしょうね、ちょっとムチャして頑張りすぎて、それで声が回復するのに2週間くらい掛かった時期もあったんです. ――それは... 大変なご経験をされたんですね. 緑川 : でも今は、それがどれだけ迷惑が掛かるかもわかっているので、デリケートになって今回の仕事に臨みました. スケジュールが厳しいお仕事なので、相手も本当は何日くらいで終わりにしたいんだろうな、というのは考えるんですけれども、「こちら側としてはもう少し期間を取って収録したい」という要望を受け入れてもらえたのは、とてもありがたいことでした. マサキは僕も好きなキャラクターなので、何となく演じるのではなく、最後までベストコンディションでやれたのはすごくうれしかったです. 寺田 : 戦闘ボイスの収録となると、長く叫ぶ声がたくさん入っているので、それを1回で全部やって帰ってください、というのは誰が見てもムリですから. そこは僕らも気を使いました. 特にマサキは、叫びも含めてセリフ数が一番多いですし、収録回数を増やして丁寧に録りました. ――シリーズの他の作品でも、収録は大変なことが多いのですか? 寺田 : 『スパロボOG』などのアニメだと、1話で叫ぶ回数は少ないですからね. 例外はありますけど. ただ、ゲームだと基本的には戦闘シーンの声収録となり、叫びセリフが圧倒的に多くなるので、「1年分叫んだよ」と言って、帰って行かれる方は多いです. 緑川 : 俺、何年分だったかな? 寺田 : (笑) 機体乗り換えをするからセリフが多い方もいましたが、マサキはほぼサイバスターだけなのに叫びセリフがたくさんありましたね. ――なるほど(笑). それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします. 緑川 : 本当に昔から人気があって、根強いファンの方がいるのは知っているんですけれども、昔からのファンではない方でも、楽しめるゲームだと思います. ファンタジーの要素があってとてもおもしろい世界観だし、キャラクターも魅力的だし. 男性はロボット好きな方が多いので大丈夫だと思いますが、もしロボットモノにとっつきにくさを感じている女性の方は、この機会に『魔装機神II』をプレイしてみてはいかがでしょうか? キャスティングされている声優さんに興味がある、という入口でもいいと思います. 男性は、ロボットゲームに飢えていると思うので、きっとやってくれるでしょう. なので、ぜひ女性にもチャレンジして欲しい作品だと思います. 寺田 : 番組のことを話すと、自分でいろいろ企画を立ち上げ、進行も自分たちでやる、手作り感が満載なラジオです. 自分のかかわった作品について長時間しゃべる機会もあまりないですし、しかも緑川さんたちが一緒という機会は貴重だと思います. これを機に、ぜひ『魔装機神』の魅力を感じてくださればと思います. たぶん魅力以外のことも、いろいろしゃべると思うんですが(笑). よもやま話とか、秘密の話とか、こうやって『スパロボ』を作っているんだ、というのがわかるラジオになっていますので、ぜひ気軽に聞いていただければと思います. 2月9日に発売となるPS Vita用ソフト『墨鬼 SUMIONI』とピザ・カリフォルニアとのコラボレーション企画として、数量限定のピザ『ベーコンエピ・墨鬼』がピザ・カリフォルニアで2月3日~3月26日に販売される. 『ベーコンエピ・墨鬼』の写真. オリジナルピザの『ベーコンエピ・墨鬼』は、鬼のツノに見立てたピザの耳を、人気のパン"ベーコンエピ"風に仕上げているのが特徴だ. ソースは、イカスミソースとイタリアントマトソースが使われ、イカや4種のチーズ、トマト、バジルなどがトッピングされている. 価格はMサイズが2,200円(税込)、Lサイズが3,300円(税込)で、ネットオーダー限定での販売となる. 『ベーコンエピ・墨鬼』を購入すると、各店舗で先着50名に墨色の"墨鬼ティッシュ"がプレゼントされるという. 墨鬼ティッシュのラベル(左)と中身(右). ピザを食べたら、墨鬼ティッシュで手を拭こう! またゲーム情報として、『墨鬼 SUMIONI』の物語導入(其の弐)が公開された. 1月17日の記事 に続く今回の物語では、主人公である墨鬼がどのようにして呼び出されることになったのか、その理由が明らかになる. 『墨鬼 SUMIONI』物語導入(其の弐) 流刑地で都の異変を知った天眼は 、忠実な墨神"獅導(シドウ)"を連れ、残された生命力と霊力を振り絞り、封印されていた1匹の鬼を解き放つ. だが... この鬼"阿九羅墨鬼(アグラノスミオニ)"は、たび重なる命令無視と怠(なま)けぐせから封印されてしまったという筋金入りの怠け鬼!! シドウは京の異変と任務について説明をするが、アグラはうわの空. シドウの語気もおのずと荒くなる. 「言っておくが、逃げようとしても無駄だ. 任務を放棄しようとすれば天眼殿の分霊が、必ずや貴様を消滅させるであろう」 すると、そこへ一羽の美しい鳳凰が舞い降りた. 警戒する両者であったが、アグラの中に宿る天眼の分霊が語りはじめる. 「あれはわしが敵情を知るために京に残しておいた、味方の墨神"詠妃(ヨミヒ)"じゃ」 「うふふ... 今後ともよろしくね. お二人さん」 魅惑的でどこかミステリアスな雰囲気のヨミヒはくすくすと笑いながら楽しげに京の惨状を解説する. 報告を聴き、激昂するシドウ. 「なんだかな~」とアグラ. 「まぁまぁ 結構楽しめるかもよ」とヨミヒ. かくして、墨神たちの戦いの幕は切って落とされた.